「無農薬」と「有機」の違い
お客さまからいただくお声の中で、よく寄せられるのが「無農薬と有機ってどう違うの?」というご質問や
「他店の無農薬より価格が高いんだけどどうしてなんですか?」といったご質問です。
よく目にするこの「無農薬」。詳細は農林水産省から出ているこちらの分厚いガイドラインにあるのですが、
そもそも「無農薬」という表示は禁止されています。
※「栽培期間中不使用」など使い方にもよります!
なぜかというと、上記のガイドラインを要約すると、
- ■ 生産者は無農薬という表示を「栽培中に農薬を使ってないもの」として使っているが、消費者は「土壌に残留した農薬や周辺から飛散したものを含め一切残留農薬を含まないもの」と誤解しているため
- ■ 第三者認証・表示規制もあって国際基準に準拠した厳しい基準をクリアした「有機」の表示よりも、「無農薬」のほうが良いものだと消費者に誤解されているため
ということだそうです。
そう、検索に強い「無農薬」というキーワードを当店があえて使っていないのも、
他店さんより価格が高いと思われるのも、ちゃんとした理由があってのこと。
当店のえさに配合しているあわ・ひえ・きび・赤米・黒米・そばの実・はと麦・小松菜は、
基準の厳しい「有機JAS」の認定を受けているもので、そのぶん価格も高くなっています。
※さらに正確に言うと、有機JASで認められたごくごく一部の農薬や化学肥料すら使わずに栽培され、
農薬も化学肥料も数十年にわたってまったく使っていない土壌でつくられたものになります。
(詳しくは「当店で取り扱う雑穀等について」のページをご覧ください)
ここまで文章ばっかりで見づらいので、簡単に表にまとめてみました▼▼
カナリアシードは北米産で日本の表示ガイドラインからは外れますが、栽培期間中農薬不使用のもの。
ボレー粉は天然無着色の牡蠣殻を洗剤を使わず水で何度も手洗いし、天日干しして細かく砕いたもの。
有機JASでないものでないもの(ボレー粉等)を含むため、えさ自体に有機JASマークは表示していませんが、
かなり安全で美味しい(実際に愛鳥が食べてる感じから)ものになってるんではなかろうかと思っています。
他店さんも日本のガイドラインが適用されない外国産のものだったり、いろいろ工夫されているのだと思いますが、
当店は当店のえさしかわかりませんので、無農薬に関する表記などでご意見やご質問がございましたら
各店舗さんへお問い合わせくださいませ。
いろいろ書きましたが、いち鳥好きの意見としては、
すべての鳥が美味しいごはんを食べて元気に過ごしていたらいいなぁと思っています。